【ワシントン共同】トランプ米大統領は15日、自身の交流サイト(SNS)で、ニューヨーク・タイムズ紙の記事で名誉を毀損されたとして150億ドル(約2兆2千億円)の損害賠償を求め提訴すると明らかにした。同紙が野党民主党の「代弁者」になっていると一方的に批判。自身の熱烈な支持層「MAGA」などに何十年も「うそをつき続けてきた」と訴えた。
投稿では、同紙が昨年の大統領選で民主党候補だったハリス副大統領への支持を表明したと指摘。民主党への肩入れを「史上最大の違法な選挙献金と見なしている」と訴えた。訴訟は南部フロリダ州で起こすとした。
米メディアによると、トランプ氏は7月、少女らへの性的虐待罪で起訴された富豪にわいせつな手紙を送ったとするウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ)の記事で名誉を毀損されたとして、少なくとも100億ドルの損害賠償を求め提訴した。