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風俗仲介の男4人有罪、札幌地裁 「トリップ」代表ら

2025/09/16 19:21

 女性をデリバリーヘルス(派遣型風俗店)に仲介したとして、職業安定法違反(有害業務目的紹介)の罪に問われた奈良県生駒市、無職坂槙伸之被告(56)に、札幌地裁は16日、懲役2年6月、執行猶予5年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。被告は仲介グループ「トリップ」の代表を務めていた。

 当時の従業員で、共に罪に問われたリン・ソンガン(29)=韓国籍、兵庫県尼崎市、無職松下昇(49)=大阪市中央区、会社員浜口博史(50)=大阪府茨木市=の3被告はそれぞれ懲役2年、執行猶予3年(いずれも求刑懲役2年)とした。

 判決理由で井戸俊一裁判長は、トリップが全国の風俗店と提携し、年間2千万円以上の利益を上げていたとし「中心的かつ不可欠な役割を果たした坂槙被告の犯情は悪い」と非難。一方、4人は罪を認めているなどとして刑の執行を猶予した。

 判決によると、2024年1~7月、スカウトと共謀して大阪市のトリップ拠点で、デリヘル経営者らに当時18~21歳の女性を雇用させる目的で紹介するなどした。

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