日産自動車は22日までに、独自の運転支援システム「プロパイロット」の次世代版を搭載した試作車を報道陣に公開した。協業する英新興企業の人工知能(AI)技術を活用し、従来の高速道路だけではなく、市街地でも高度な支援を実現。2027年度から売り出す新車に順次導入する計画だ。
システム側がハンドルやブレーキ、アクセルを操作し、一般道でも設定したルートを自動で走行。「ハンズオフ」と呼ばれる手放し運転の機能を持つ自動運転の「レベル2」に相当する。これまでは一定条件の下で高速道路を走行可能だった。
試作車は電気自動車(EV)「アリア」の車体にカメラやミリ波レーダーなどを取り付けた。