【上海共同】米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイが、保有する中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)の株式を全て売却したことが分かった。米CNBCテレビが21日伝えた。売却理由は明らかにされていないが、米中対立による地政学リスクが原因となった可能性がある。
2008年に2億3千万ドル(約340億円=現在の為替レート)で購入し、22年半ばに90億ドルにまで株価は上昇。だが今年3月末までに完全に売却した。
バークシャーは同時期に、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の株式もほぼ全て売却した。