学校法人松山東雲学園(松山市)は1日、運営する松山東雲女子大を2028年4月から共学化し「松山東雲大学(仮称)」に名称変更すると発表した。学園によると、四国唯一の女子大。少子化による学生数の減少が背景で、共学化に伴い小学校の教員免許取得課程も新たに設ける。27年9月から男子学生を含めた募集を開始する。
学園は、愛媛県内で小学校の教職課程がある大学が限られていることや、小学校の教員不足の問題があると説明。丸木公介理事長は、これまで県外に流出していた教員志望の男子学生を念頭に「受け皿になるべく教職課程の設置と共学化を決めた」と説明した。
松山東雲女子大は1992年に設立。