JR東日本は8日、予定している平均7・1%の運賃値上げを、来年3月14日購入分から実施すると発表した。乗車日が14日以降であっても13日までに購入すれば改定前の運賃となる。定期券は有効期間開始日の14日前から買える。「往復乗車券」と「連続乗車券」の販売も13日までで終える。
8月1日に値上げが国土交通省から認可され、来年3月に実施予定と発表していた。1~3キロの区間が対象の初乗り運賃は、切符の場合は150円から160円になる。ICカードは8~9円上がる。値上げは消費税の導入時や増税時を除くと1987年の民営化後初めて。
フリーきっぷなどの割引切符は発売額を変更する予定。運賃の詳細を説明するパンフレットをインターネット上で公開し、主要駅では10月下旬以降、配布する。
JR東が運行する気仙沼線と大船渡線の各BRT(バス高速輸送システム)も鉄道運賃の値上げに伴って引き上げられる。