男子マラソン鈴木健吾がプロに　食品大手キユーピーと契約

　陸上男子マラソンで日本記録保持者の鈴木健吾（３０）が９日、プロランナーとして活動していくと発表した。８日付で実業団の富士通を退社。神奈川大学時代に共同研究プロジェクトで関わりがあったという、食品大手キユーピーとスポンサー契約を結んだ。鈴木は「これまで支えてくださった方々の思いを胸に、マラソンランナーとしてさらなる高みを目指す」などとコメントした。

　鈴木は愛媛・宇和島東高、神奈川大を経て、２０１８年に富士通入り。２１年びわ湖毎日マラソンで２時間４分５６秒の日本記録を樹立した。２２年には世界選手権代表に選出されたが、直前に新型コロナウイルスに感染して欠場した。