【イスファハン共同】イランのアラグチ外相は11日、核問題を巡る対イラン国連制裁の再発動により、国際原子力機関(IAEA)と9月に結んだ核査察再開の基本合意が「運用不可能になっている」と指摘する一方、IAEAとの協力は一部継続すると表明した。国営テレビのインタビューで述べた。
イランは国連制裁への対抗措置としてIAEAとの協力を停止すると警告していた。一定の柔軟姿勢を見せることで、国際社会での一層の孤立を避ける狙い。ただ6月に米イスラエルが攻撃したウラン濃縮施設への査察はできず、核開発監視は困難となったままだ。