全国の民放関係者が一堂に集まる「第73回民間放送全国大会」が7日、名古屋市で開かれた。民放連の早河洋会長はフジテレビの一連の問題を念頭に「人権尊重、ガバナンス強化に着実に取り組み、民放への信頼を確かなものにしなければならない」と述べた。
早河会長は「長期にわたり特定の放送局への広告出稿が止まるという、かつてない事態を経験した」と言及。民放連として、人権に関する講演会の開催やガバナンス指針の制定作業などに取り組んでいると説明した。
また、交流サイト(SNS)の普及によって「偽情報や誹謗中傷が流布し、極端に偏った見方が広がり社会に分断が生まれている」と指摘した。
