【北京共同】中国軍との交流事業で訪中している自衛隊の佐官級中堅幹部ら約10人は6日、北京にある陸軍部隊「警衛第3師団」の施設を視察した。同師団は首都防衛、対テロ、災害対処の任務を担う部隊。抗日戦争勝利80年に関する展示もあり、説明を受けた。
交流事業の日本側の窓口を担う笹川平和財団の尾形武寿評議員(日本財団会長)が7日に北京で記者会見して明らかにした。尾形氏によると、北京の他の行事で中国軍幹部や学者から「世界の安定のために日中間の安定が大事だ」という発言があった。
訪中団は5~13日の日程で中国軍の関連施設を訪問。日中両国の安全保障分野における交流促進と信頼醸成を図る。
