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高市首相、独自貫いた1カ月 会食ゼロ、議員宿舎で勉強漬け

2025/11/20 17:24

 高市首相のライフスタイル(似顔 本間康司)

 高市早苗首相は21日に就任から1カ月を迎える中、独自のスタイルを貫いている。官邸や宿舎外での会食は皆無だ。自宅である東京・赤坂の衆院議員宿舎へ直帰し、国会や首脳外交に向けた勉強漬けの毎日を送る。「働き過ぎ」との見方もあり、「首相なりのやり方だろうが、あまり根を詰めないでほしい」(周辺)と心配する声も出る。

 歴代首相にとって、同僚議員や民間人との会食は情報収集に加え、政権基盤の強化や政策立案に生かす貴重な機会となってきた。石破茂前首相や岸田文雄元首相は就任直後に衆院を解散し、最初の1カ月は会食がほぼなかったが、衆院選後に本格化させた。2012年12月に就任した故安倍晋三元首相は年末年始や外遊がありつつも、1カ月で10回以上会食した。

 高市首相は「飲んでる暇があれば、政策を練り、資料を読みたい」と語る。24年の自民党総裁選で敗れた際に「仲間づくりが課題」と指摘され、会食を重ねた時期もあったが定着しなかった。周辺によると、最近の夕食は「宿舎で弁当」が定番だ。

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