【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる米連邦準備制度理事会(FRB)は9、10両日、連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、主要政策金利の引き下げを議論する。参加者は最近の講演で、インフレの高止まりや、悪化懸念もある雇用情勢への対応を巡り異なる見解を示しており、追加利下げをするか、金利を据え置くかで判断が割れる可能性がある。
利下げを決めれば、3会合連続。金融市場は3日午前時点で、利下げの可能性は9割程度と予想している。日銀が18、19日に開く金融政策決定会合で利上げを決めるとの観測が強まっており、日米金利差の縮小を意識したドル売り円買いが先行して円安傾向が緩和する可能性がある。
