【北京共同】中国の習近平国家主席は4日、フランスのマクロン大統領と北京で会談し「両国は歴史の正しい側に立つべきだ」と言及、第2次大戦の戦勝国として歴史問題で足並みをそろえるよう訴えた。王毅外相は3日、台湾有事に関する高市早苗首相の国会答弁を非難し、中国への支持をフランスに求めた。中国外務省が発表した。
高市氏の答弁に反発する中国は台湾に関する主張を国際社会にアピールする宣伝戦を展開。マクロン氏を厚遇し、フランスの引き寄せを図った。会談でマクロン氏は「一つの中国」政策を堅持すると述べたという。
習氏は会談後の記者会見で「核心的利益の問題で互いに理解し支持することで一致した」とした。
