【北京共同】中国の韓正国家副主席は8日、北京を同日訪問したドイツのワーデフール外相と会談し「台湾問題は中国の核心的利益の核心だ」と強調、中台を不可分の領土とする「一つの中国」原則を厳守するよう求めた。新華社が報じた。台湾問題で内政干渉しないようくぎを刺した。
ワーデフール氏は10月の訪中を予定していたが、台湾海峡や南シナ海での中国の覇権主義的行動を批判して中国の反発を招き、延期された。韓氏との会談でワーデフール氏は「一つの中国」政策を堅持すると述べたという。訪中は5月の就任後初めて。
訪問は9日までの日程で、王毅外相とも会談する。
