前橋市議会の自民党系2会派は8日、小川晶前市長(42)の辞職に伴う市長選(来年1月5日告示、12日投開票)で、無所属での立候補を表明した弁護士丸山彬氏(39)への支援を決めた。男性職員とのラブホテル面会問題で混乱した市政の刷新には、支援候補の一本化が望ましいとの結論に至った。一方、元市長山本龍氏(66)は検討していた出馬を見送った。
小川氏は11月27日、ホテル面会問題で責任を取って辞職。市長選への対応は明言していない。小川氏が再選を目指し立候補した場合に備え、2会派を中心に万全な態勢の構築を急ぐ狙いがある。
最大会派の前橋高志会と第2会派の前橋令明は、市議会定数38(欠員1)のうち計21人を占める。2会派の全市議は8日、市内で集まって対応を協議。終了後、高志会の小曽根英明幹事長は「丸山氏は熱意があり、支えたい」と取材に語った。
山本氏は市内で記者会見し、候補乱立を防ぐため出馬を見送ったと説明した。
市長選には、自民党元県議岩上憲司氏(52)は立候補を検討。共産党も候補擁立を模索する。
