新たな絵本と出合う 郡山「おゆずり会」に家族連れら

 
気になる絵本を手にする来場者

 福島民友新聞社と福島中央テレビによる共同キャンペーン「ふくしま子育て応援隊」は23日、郡山市のビッグパレットふくしまで両社に寄贈された絵本を無料で提供する「絵本おゆずり会」を始めた。家族連れが新たな絵本との出合いを楽しんでいる。24日まで。

 県民から子どもが成長して読まなくなったり、捨てられずに保管したりしている絵本など3千冊以上が寄せられた。「中テレ祭り2024」のきぼうスマイルルームにブースを設け、絵本や図鑑、児童書を陳列している。今春から小学生になるいわき市の清水希叶(ののか)さん(6)は童話や乗り物の絵本などを選び「本が好きなので読むのが楽しみ」と笑顔を見せた。

 絵本おゆずり会では、中学生以下の子ども1人当たり5冊程度まで持ち帰ることができる。持ち帰り用のエコバッグなどの持参を呼びかけている。時間は午前9時半~午後5時。

 また会場では、子ども支援のための募金を受け付けている。浄財は東日本大震災ふくしまこども寄付金に全額を寄付する。