テレビ朝日『グッド!モーニング』でピンク色のジャケットが印象的な山本雪乃アナウンサーが、初のエッセイ本『ホップ!ステーップ!ピンク! -山本雪乃ができるまで-』(ワニブックス)を発売した。失敗だらけの新人時代、「辞めるなら早く辞めたほうがいいよ」と厳しい現実を突きつけられた日々や、『羽鳥慎一モーニングショー』での取材、先輩・共演者からの叱咤激励など、生々しくつづった内容。同書から、『羽鳥慎一モーニングショー』でのアシスタント代役などを務めた当時のエピソードを、一部抜粋して紹介する。
【全身ショット】TGCでランウェイに登場した山本雪乃アナ
■モンスターを前に
『モーニングショー』はさまざまな分野のニュースを取り扱う。アシスタントの代役をした時、遺族の方に密着した映像を見て涙ぐんでしまったことがある。自分がまだ仕事で触れたことのない報道現場についてもスタジオで伝えなくてはならない。感情が出すぎてしまう私だったら仕事になるだろうかと報道現場で取材する先輩や後輩を本当に尊敬する。
『ショーアップ』というプレゼンコーナーの代役も何度も担当した。最初のほうはあきれられるほど何もできなかった。飛行機の「操縦」を「運転」と言いつづけたり、絶対に答えられないといけないことが答えられなかったり。
コメンテーターさんのコメントを自分なりに受けて次に進むにも、つなぎの一言がまるで的外れ。「今日はダメだね」と羽鳥さんに言われたこともある。「とんちんかんなこと言っているから、何も言わないほうがいいよ」と、別の先輩にも注意された。出番が終わると必ずプロデューサーのもとに向かい、まだ何も言われてないのに泣く。
■とんちんかんなこと言ってるから、何も言わないほうがいいよ
どんな質問が飛んでくるかわからない『モーニングショー』という番組の特性が、最初は困難でしかなかったけれど、それこそがこの番組の魅力。プレゼンをしながらコメンテーターさんに話を振っていくが、どんな言葉が返ってくるかその時にならないとわからない。
今さっき思ったこと、言おうとしたことが、2秒後には意味のないものになっている。相手の言っていることを瞬時に理解し、機転を利かせてプレゼンを進める。頭の回転が速くないと置いていかれてしまう場所だった。
自分の能力次第で、コーナーを盛り上げることも盛り下げることもできてしまう。モーニングショーならではの魅力であるモンスター級のコメンテーターさんを前に怖気づいてばかりだった。
6年の代役の中で、最初は「どうせできない! やりたくない!」と諦めていたけれど、最後のほうは楽しくて、出番が終わるのが寂しくなっていた。相当時間はかかったが、シビアな方々との緊張感ある現場が知らぬ間に成長させてくれていた。
■プロフィール
山本雪乃/1991年生まれ。岡山県出身。2014年に早稲田大学を卒業し、テレビ朝日入社。『熱闘甲子園』『日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館』『羽鳥慎一モーニングショー』などを経て、現在は『グッド!モーニング』『ナスD大冒険TV』に出演。『グッド!モーニング』ではピンクジャケットのインタビュアーとしても知られる。
テレ朝・山本アナ、アシ代役時代に先輩から注意「とんちんかんなこと言っているから、何も言わないほうがいいよ」
2024/07/02 08:00
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