『第50回放送文化基金賞贈呈式』が9日に都内で行われ、放送文化基金50周年賞を黒柳徹子(90)が受賞した。
【写真】尾野真千子らと笑顔を向ける黒柳徹子
黒柳は、1953年2月1日のテレビ放送開始のその日からテレビ出演を続けるテレビスター第1号。司会者、タレント、俳優として第一線を走り続け、トレードマークのタマネギヘアで日本中の視聴者に親しまれてきた。1976年に始まったテレビ朝日『徹子の部屋』は49年目を迎え、トーク番組の最多放送世界記録を更新中。その持続力、足跡はまさに日本のテレビ文化を具現化し続けたものといえることから受賞となった。
記念の盾を受け取ると会場からは大歓声。黒柳は「こんな素晴らしい賞をいただけるなんて。小学校1年生の時に退学になったんです。そういう子が、こういう賞をいただけるようになった。長い時間が経つと、そういうこともあるもんだな、と。長生きしてよかったと本当に思いました」としみじみと口にした。
司会を務めた元NHKの三宅民夫アナウンサーとは古い仲。「最近のテレビは、どう思いますか?」と問われると、黒柳は「そんな難しい問題を私におっしゃるんですか?」と苦笑い。それでも「もうちょっとダメになるかなと思ったこともあったんです。だけど、このごろは見ていると、そんなことはないな、と思って。志を持っている人はいっぱいいると思います。そういう方たちがいいものを作ってくださる。私は、そういう番組を見て、素晴らしいなと思うんです。みんなが思うほどテレビはダメになっていないと思います。断固として申し上げますけど、いい番組はたくさんあります。お世辞じゃなくて、そう思います」ときっぱり。そして「中には、そうじゃない番組もあるかもしれないけど」とオチをつけていた。
後輩たちにへエールも。「視聴率ってみんなが言うから、そのことばっかり気にしちゃうけど、そんなこと心配しなくてもいい。本当に面白いものを作れば、人は見てくれる。私は信じています。大丈夫です」と激励した。そして自身について「ますます励みをいただいたような気がして。少なくとも100歳まではテレビに出ていようと思います。優しい心で見守ってやってください。頑張りますので、皆さんも頑張ってください。元気でいること、正直にテレビをやることが本当に大事だと心から思っています」と力強く語っていた。
同賞は、過去1年間(2023年4月~2024年3月)の放送・配信された中から選ばれた、優れた番組・コンテンツや個人、グループに贈られる。今回は、全国の民放、NHK、コミュニティ放送局などから、全265件の応募、推薦がなされた。4月から約2ヶ月にわたる厳正な審査の結果、ドキュメンタリー、ドラマ、エンターテインメント、ラジオの4つの部門で、それぞれ最優秀賞、優秀賞、奨励賞の16作品と、演技賞や出演者賞など個人6件、さらに放送文化、放送技術部門で8件に加え、今年は「放送文化基金50周年賞」で5件の受賞が決定した。
【放送文化基金賞】黒柳徹子に放送文化基金50周年賞 「みんなが思うほどテレビはダメになっていない」100歳まで現役宣言
2024/07/11 15:29
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