4人組グループ・ふぉ～ゆ～が25日、東京ドームシティホールで『ふぉ～ゆ～ LIVE TOUR 2024“PANIC”』を開催。ふぉ～ゆ～の公演史上初となる、バンドによる生演奏で、オリジナル曲全15曲（アンコール含む）を歌唱するだけでなく、終始ファンを楽しませる、エンターテインメントが詰まった演出で魅了した（※以下、一部ネタバレ表現を含みます）。
【写真あり】グループ史上初の試みで会場を沸かせたふぉ～ゆ～
冒頭「東京、準備できてるか？きょうは最後まで一緒に遊ぼうぜ！」「調子はどうですか？きょうは、声をからしていこうぜ！」と盛り上げながら、4人が姿を現すと、会場から一気に黄色い声援が。「コール＆レスポンス4U.」では「おともだち（ファンの通称）」とのライブを盛り上げるため、曲名通り、ファンとのかけあいを大切にしながら、類を見ない一体感を生み出していった。
さらには新曲「PANIC」を初披露。観客がフェスに参加しているかのように盛り上がれるよう、振り付けも含めて工夫を凝らしており、会場のボルテージも上がっていった。さらには、曲名にちなんだ「PANICタイム」「NO PANICタイム」なる演出もあり、メンバーが各階にいるファンのもとへと訪れる一幕もあるなど、一緒になってその場を盛り上げていく様子が見られた。
このライブに、マスコミを中心とした“関係者”が訪れていることを逆手に取り、たまたま関係者席の近くにいた松崎祐介が「いい記事、よろしくお願いします！」と茶目っ気たっぷりに呼びかけ、そこから派生して、ふぉ～ゆ～メンバー全員、そして会場一体のファン全員が「ふぉ～ゆ～をよろしくお願いします！」と語りかける、異例かつ圧巻のアピールも行われた。メンバーとファンとの温かい関係性が、形になって現れた瞬間だった。
MCパートでは、ステージ中央に公園のようなセットが登場。辰巳雄大が「みなさん、なんで、公園でしゃべっているかわかります？」と問いかけると「わからない」との声が。その後も、辰巳の声かけに見事なタイミングで呼応していき、辰巳も思わず「完璧なチームワーク！」と賛辞を送り「コンサート作っている関係者の中では、みなさんのことを“共演者”って言っているらしい（笑）」と話していたが、まさにその言葉通り、ファンも一緒になってライブを作っている様子が随所に見られた。
MC中の“わちゃわちゃ”も魅力のひとつで、越岡裕貴の“ひざ小僧”に注目したメンバーから「こっしー（越岡）のひざ小僧がピクピクしてる！しゃべられる？」と呼びかけ、越岡が声色を作って「ひざ小僧」を演じると、会場からも笑い声が。さらに、松崎祐介が「みなさんの心の中を読み取ります」と言い出したり、福田悠太のイヤモニが首にかけていたレイに引っかかり、うまく外せず投げ出した瞬間にレイから外れるという“奇跡”が起こるなど、和やかな時間が続いた。
作・構成・演出・主演を堂本光一が務める『SHOCK』シリーズの話題では、松崎が光一に次いで出演していることが話題となり「『SHOCK』の七不思議のひとつだよね。松崎が2番目っていうの。しかも、あんまり取り上げられてない」とイジられ、松崎が「みなさん、お願いします！」と再びマスコミに呼びかけ、出演回数について「1600（回）いかないくらいかな。光一がオレのこと離さない」と笑わせてみせた。
パフォーマンス、MC、VTRとさまざまな視点から終始楽しませてきたが、ライブ中盤には、“芸能界一のふぉ～ゆ～”ファンである岩本照（Snow Man）がVTR出演。「僕が届けたいふぉ～ゆ～をぜひ。かっこいいふぉ～ゆ～をぜひ堪能してください！」と呼びかけると、自身がプロデュース・振り付けを担当した「ミッドナイト・トレンディ」をかっこよくパフォーマンスし、そのギャップでファンを釘付けにした。
そのまま、最後まで駆け抜けて一度はステージを後にした4人だったが、ファンからの「ふぉ～ゆ～」コールに応える形で、会場の熱気もそのままにアンコールへと突入。「みなさま、楽しい時間をありがとうございました！」と呼びかけ、熱気あふれるライブを終えた。
今回は4都市9公演、総動員数は約2万2500人で過去最多となる。8月12日、13日は大阪・オリックス劇場で行われる。愛にあふれた“共演者”という名のファンとともに、さらに駆け抜けていく。
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