アニメーション監督の山田尚子氏が、きょう6日放送のMBS・TBS系『情熱大陸』（毎週日曜 後11：00）に登場する。
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山田監督の最新映画『きみの色』は、人の「色」が見える主人公・トツ子を中心に、思春期まっただ中の高校生たちの日常と、葛藤、友情、自立を、美しい映像で綴った完全オリジナルストーリーのアニメーション。
小さな心の揺れ動きを捉えた繊細な演出と、卓越した瑞々しい映像表現は、アニメファンの枠を超えて愛され、『君の名は』などの新海誠監督も「嫉妬を感じる才能」と高く評価する。
番組が取材を始めたのは2023年の末、『きみの色』の制作現場が佳境を迎える頃だった。山田監督は、上がってきた映像一つ一つに、細かな光の加減や、画角などの指示を出し、最後の”粘り“を続けていた。
佳境というのに、現場には穏やかな空気が流れ、スタッフは「山田監督は、その人が持っている力を引き出すのがうまい」と言う。山田監督自身は「言葉で決めてしまうのが好きではない。これは四角ですと言ったら、四角で画が上がってくるので、四角が欲しかったとしても四角を含む丸の話をする」とする。
番組は、山田監督がつかの間の休みに必ず出かけるという個人旅行にも密着した。原点となった作品の監督が暮らす街、チェコ・プラハへは4回目の来訪。そこで必ずする「聖地巡礼」に同行し、山田監督が高校生の頃から大切にしている「好きなものを好き」と言える“強さ”を再確認する。
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