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映画『ショウタイムセブン』“ニュースキャスター”阿部寛ד爆破犯”錦戸亮、キャラクター設定

2025/02/15 10:27

  • 映画
映画『ショウタイムセブン』(公開中)(C)2025『ショウタイムセブン』製作委員会

 公開中の映画『ショウタイムセブン』より、阿部寛演じる主人公・折本眞之輔と錦戸亮演じる爆破犯・繁藤寛二について、本編撮影前に渡辺一貴監督が書き上げたキャラクター設定が公開された。

【動画】爆破テロ犯は錦戸亮!クライマックス予告映像

 国民的ニュース番組「ショウタイム7」の元人気キャスターで、ラジオ局に左遷された折本。自身のラジオ番組に1本の爆破予告電話がかかってきたことから、物語は始まる。電話の男(繁藤)は、折本を交渉人に指名。そして首相からの謝罪を求めるなどの無茶な要求で折本を窮地に追い込む。

 折本は、幼いころから集団を引っ張るようなリーダー気質で人前に立つことが好きだった。学生時代も活発でイベントのMCをした時に自らの言葉に盛り上がる観衆の姿を目にし、その光景に快感を覚える。企画力とリーダーシップを買われNJB(日本放送ネットワーク)にディレクター職で面接を受けるも、持ち前のトーク力が注目を集め、アナウンサーとして採用された。入社してからはバラエティーやスポーツ番組で活躍。テレビは折本の天賦の才能を発揮できる最高の場所となった。応援の形で参加した報道現場での経験をもとに、本当に欲しい情報を報道したいという強い想いが折本に宿り、報道番組に移る。そしてあることをきっかけに、ついに「ショウタイム7」のキャスターの座を手に入れる。まさか今回の事件につながるとは知る由もなかった。

 一方、繁藤はどういった人生を歩んできたのか。謎に包まれているが、早くに爆破作業を実施・監督することができる国家資格を取得し、その技術の高さから大手企業からも指名が入るほど高い評価を得ていたらしい。しかしそんな優秀な彼がなぜこのような日本中を巻き込む最悪の事件を起こしたのか?日本中を巻き込んだ、キャスターvs爆破テロ犯による命懸けの生放送に至る幾重にも重なった悲劇、極限状態で折本が露にする人間の業が、本作が迎える衝撃のラストに凝縮されている。

 折本と繁藤の知られざる一面を知った上で本作を見ると、ニュースキャスターと爆破テロ犯が迎える壮絶なラストが、より深い余韻をもたらすに違いない。

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