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TBSの報道特集がギャラクシー賞受賞 自殺の背景めぐる「誹謗中傷の投稿」検証

2025/02/20 12:34

  • エンタメ総合
TBS(C)ORICON NewS inc.

 2025年1月度ギャラクシー賞月間賞が20日に発表され、TBSが1月25日に放送した報道特集『特集 元兵庫県議“自殺”の背景は? 誹謗中傷の投稿を検証』など4番組が受賞した。

 TBSの同番組は、自殺した兵庫県議会百条委員会元委員をとりまく背景に迫った内容。番組は、当該者への一方的非難を繰り返し、死後も事実無根の言説を発信するNHK党の立花孝志氏を直撃取材した。選評として「その言動の非を明らかにするのみならず、真偽不明の情報を野放しにすることの社会的危険に目を向け、自分たちメディアの不十分な対応現況への自戒とともに責任の重さを改めて問い直す意義のある検証」と伝えられた。

 このほか、テレビ東京が昨年12月27日に放送した『テレ東の人気企画を世界のテレビ局がやってみた!テレ東スマッシュヒッツ』については、「テレビ東京の企画力を活かしてフォーマット販売そのものを番組化するという企画が秀逸。本家と現地のスタッフとの意見交換から撮影、実際にできた番組を通して、各国のテレビのつくり方や文化の相違がよくわかり興味深い。あくまで「初回無料」で実際の販売に繋げようとしているのもいい」と評価。

 TBSの新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』(1月2日放送)は「ゆるやかでほどよい距離感の関係性のなか、日々の移り変わりに思いを馳せ、大切にするものと向き合い『これから』をどう生きていくかを登場人物たちが選択していく様子に人生の機微を感じた。お正月の夜にゆっくり見るのに相応しい心地いいドラマとなった。盆石の『侘び寂び』に、作中のテーマが投影されるような表現も味わい深い」と評した。

 毎日放送の『阪神・淡路大震災30年特番「刻み続ける1995年1月17日~あの日、現場で起きていたこと~」』(1月15日放送)は、「ゴールデンタイム2時間枠での関西ローカル特番。あの震災を改めて回顧し、現場で起きていたことを検証するなかで今後の防災教訓も探ろうという企画だが、これまであまり地上波では取り上げられていなかった感のある『避難所での性被害』や『震災障害者への支援不備』といった問題を、真正面からしっかりと取り上げたことを評価する」とした。

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