演歌歌手の神野美伽が24日、大阪・関西万博「よしもとwaraiimyraii館」のアシタ広場で行われている“万博カラオケ”にサプライズ登場した。
【全身ショット】神野美伽“万博カラオケ”にサプライズ登場
5年8ヶ月ぶり2度目の再演となる『SIZUKO!QUEEN OF BOOGIEハイヒールとつけまつげ』が、8月1日から東京・IMM THEATERでスタート。この舞台は、昭和の歌謡史を駆け抜けた歌姫、笠置シヅ子の物語。主役を務める神野はこの日、ミャクミャクを手にその舞台衣装である黄色いワンピースに身を包んでステージへ現れた。
神野は「万博は初めて」と明かし「東京ブギウギ」を歌うことを伝えると、会場からは拍手と歓声が起こる。イントロが始まると会場は手拍子でレスポンス。ステージ上のダンサーもブギのリズムにのせてダンスで盛り上げた。この日、MCを務めたザ・プラン9の浅越ゴエは「最高でした！」、ヤナギブソンは「万博、これで閉幕してもいいくらい」と絶賛。最後に神野から8月の舞台では19曲歌うことを話し、「すごく楽しみにしてますので、お越しいただきたい」とアピールしていた。
■神野美伽
――舞台が再演されますが、意気込みをお願いします。
6年前大阪で初演して、もう一度やりたいと思っていました。念願というより悲願に近いですね。6年間という長い時間かかってやっとという思いもあるけれど、よかったって今すごく思っています。一公演で19曲の歌、普通のコンサートと同じ曲数を芝居しながら歌っていくって体力的にも精神的にもすごくきびしいですが、6年の中で、自分の中に歌が入り込んだっていう実感がすごくあるんです。これが初演終わってすぐの再演だったら、あまり変わってなかった。今、楽しみなのは、笠置シヅ子さんになろう、近づこうとして演じて、歌っていた初演でしたけど、それが今は自分の歌として、演じることができると思います。お客様の前に出てみないとわかりませんが、今回一回一回自分で楽しめたらなと思っています。
――ファンの方へメッセージをお願いします。
今、戦争が身近に、毎日のようにニュースで伝えられていますが、その時代を生き抜いた笠置さんの歌って、どの歌でも生命力を感じます。多分、御本人が生きるエネルギーの塊みたいな方だったから。そのエネルギーは今の時代にも必要な同じもので、私がそれを表現できたらなって思ってるので、ぜひそれをいっしょに感じてもらえたら嬉しいです。世代は関係ない内容だと思っています。初演のときは世代によっては笠置シヅ子さんっていっても、「東京ブギウギ」といってもわからないという方が多くなっていることをすごく実感してたんです。だけど朝ドラ『ブギウギ』のおかげで、私のジャズのコンサートのときにも、今度何を歌いましょう？って言ったら子どもの声で「ラッパと娘」って。こっちがビックリして（笑）。再演のときに、こういう方たちが来てくれたらうれしいなと思います。初演からたった6年ですけど、そういうところも期待しています。
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