テレビ朝日系バラエティー『しくじり先生 俺みたいになるな!!』の27日放送では、昨年4月、“高卒芸人”を代表して登壇した鬼越トマホーク（良ちゃん、金ちゃん）が再び番組に登場。今、新たにお笑い界で起こっているという「芸人養成所が大学お笑いに乗っ取られている」問題を提起した。
【写真】爆弾発言を投下した佐藤ミケーラ倭子
鬼越は、「大学お笑いサークル出身の芸人とスタッフがバラエティー界で勢力を拡大している」と再び主張。NSC（吉本総合芸能学院）の在校生を調査したところ、2024年度の東京NSCでは大卒者の割合が54.5％に達していたというデータも番組で明らかにされた。
金ちゃんは、自身の親戚が今春NSCを卒業したことを引き合いに出し、「周りは大学お笑い出身ばかりで、『大学も行ってないのにお笑いやるな』と言われた」と実体験を明かすと、良ちゃんも「NSCに入るころには、大学お笑い出身者はコンビを組んで形ができあがっている。芸歴0年目といいながら、もう無双状態」と訴えた。
また、良ちゃんが「芸歴0年目なのに明らかに“力”が違う」と述べると、金ちゃんも「これから伸びるかもしれない高卒の子が淘汰されてしまう」と続けた。こうした主張に対し、番組レギュラーのハライチ・澤部佑は「無双状態の何がダメなの？」と疑問をぶつける場面もあった。
番組ではさらに、鬼越が「大学お笑いの奴らは“クリエイティブ”ってイメージ持たれてるけど、結局みんな賞レース狙い。お笑いの道は一本化してしまっていて危険」と警鐘を鳴らす一幕も。大学お笑い出身のママタルト・大鶴肥満が「大学お笑いは受験が好き。答えが出るのが好きなんです」と同意すると、良ちゃんは「芸能界というテストをやってるだけ」とさらにヒートアップしていた。
そんななか、ふたりは「ピンチはチャンス！必ず来る高卒おバカ芸人時代に備えよう」と題し、“高卒芸人”の未来にも希望を提示。将来、お笑い界に高卒芸人の波が来ると語り、後輩たちに向けて熱いメッセージを残した。
一方で、授業冒頭には、生徒として出演した佐藤ミケーラ倭子が「大御所がひとりずつ消えていってるのが問題」と爆弾発言。スタジオが騒然とするなか、金ちゃんが「その闇は僕らも追えないのでやめてください！」と必死に止め、オードリー・若林正恭も「やめてくれ！俺たちですら口に出したことないわ」とツッコまれる場面もあった。
番組の後半戦は、7月4日午後9時30分からABEMAにて配信予定。
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