音楽家・著述家のHALが、終戦記念日の8月15日、東京・渋谷PLEASURE PLEASUREにて無料ライブイベント『HAL SUMMER LIVE〜非戦〜』を開催した。
【ライブ写真】元オフコース・松尾一彦との共演ショット
同公演は、戦後80年という節目に「戦わない選択」を音楽で伝えることを目的として企画されたもので、HALは自身の出身地である沖縄・コザ(現沖縄市)での原体験をもとに、「非戦とは思想ではなく、生き方の選択」というメッセージを会場に届けた。
ステージでは、坂本龍一さんの思想「非戦」を継承する形で、「武器より楽器を」「暴力より表現を」「支配より共鳴を」といったフレーズが音と共に響いた。HALは坂本さんとの縁を振り返りながら、「誰の命も奪わない生き方を、音楽で伝えたい」と語り、来場者と静かに心を通わせた。
この日は代表曲14曲に加え、元オフコースの松尾一彦がゲストとして登場。祈りと記憶をテーマにしたステージに、会場は満席となった。
イベントはクラウドファンディングによって一部運営費を賄い無料で開催され、HALは「終戦の日が流れる限り、何十回でも続けていきたい」と語り、次回公演として12月5日に恵比寿ガーデンホールでの開催を発表した。
なお、HALは現在までに延べ20万人以上をカウンセリングしてきた経歴を持ち、スピリチュアルミュージックを通じて現代人の心を癒す活動を続けている。
■HAL コメント
音楽家として活動しながら、カウンセラーとしても29年間、延べ20万人以上の皆さまと向き合ってきました。
私にとって「音楽」とは、心の予防薬です。
今回のテーマ「非戦」は、決して国と国の戦争だけを意味するものではありません。
人は誰しも、心の奥で何かと戦っています。
パートナーとのすれ違い、家族や職場での衝突、地域社会の中での対立、日本国内での分断、そして世界規模での争い──。
その“戦い”は、ミクロからマクロまで、形を変えて存在しています。
私はライブの中で、「本当の非戦は、自分と戦わないことから始まる」というお話をしました。
自分の心を責め続けたり、許せなかったりすると、その戦いは外側にも広がっていきます。
逆に、自分との和解ができれば、その波は人にも社会にも届いていく。
音楽はその橋渡しになれると信じています。
カウンセリングは「心の薬」ですが、音楽もまた心を癒やし、守る力を持っています。
病気を完全に治すことはできなくても、音楽が心の予防薬となり、聴いてくださった皆さんの日々の中で小さな平和の芽が芽吹くことを願っています。
お盆の最中にもかかわらず、多くの方が足を運び、静かに耳を傾け、共に歌ってくださったことは、私にとっても忘れられない時間となりました。
今回のライブが、そのきっかけのひとつとなれば、これ以上の喜びはありません。
HAL、終戦の日に無料ライブ『HAL SUMMER LIVE〜非戦〜』開催 元オフコース松尾一彦もゲスト出演
2025/08/16 12:00
- 音楽
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