AIが、デビュー25周年記念全国ツアー『AI 25th best tour ←ALIVE→』の一環として、23日に愛知・IGアリーナでライブを開催した。会場は今年7月に開業したばかりの日本最大級のアリーナで、この日は音楽ライブとしてのこけら落とし公演にあたり、約1万人の観客が詰めかけた。
【ライブ写真】PUSHIM、DABO、AK-69、¥ellowBucksら盟友との共演ショット
チケットは発売と同時に即日完売。開演30分前には、三重高校ダンス部・SERIOUS FLAVORがオープニングアクトとして登場し、「WORLD DANCE feat.ちゃんみな」をパフォーマンス。プロジェクト「ダンス部セレクション」の選抜校として抜擢された高校生たちが、堂々としたステージで開演前の空気を温めた。
本編では、ベストアルバム『25th THE BEST - ALIVE』収録曲を中心に構成。3階建ての大規模セットを背にAIが登場し、「みんな元気ですか!思い切り楽しんで帰ってね!」と呼びかける。日本屈指のダンスチーム・KADOKAWA DREAMSが出演し、2022年の全国ツアーにも参加した同チームの中心メンバーMINAMIも再び参加。AI自身もフォーメーションの先頭に立つ迫力のステージが展開された。
ライブ序盤では、PUSHIMとDABOが登場し、「Untitled feat. PUSHIM, DABO」を共演した。
続いて、AK-69との「Still... feat. AK-69」、さらにAK-69の「IT'S OK feat.AI」と続き、地元・名古屋にちなんだ演出も盛り込まれた。
岐阜出身の¥ellow Bucksも「THE MOMENT feat. ¥ellow Bucks」でステージに加わり、ゲストとの豪華なコラボレーションが会場を盛り上げた。
その後はアコースティックコーナーに移行し、「アルデバラン」「Story」を歌唱。AIは言葉を噛みしめながら一人ひとりに届けるように歌い上げ、印象的な照明演出とともに観客の胸を打った。
終盤は「ハピネス」で大団円へ。「Lala Lalala」のシンガロングが響く中、AIは「みんながいつも私のパワーです。余裕がない日もいっぱいあるけど、最後までみんなで楽しもうね」と感謝を伝えた。
アンコールでは観客が「Story」の一節を歌ってAIを呼び戻す一幕も。「ママへ」では、KADOKAWA DREAMSのダンサー・颯希(SATSUKI)が愛知出身であることに触れ、両親をステージに招いた感動的な演出も披露。颯希は、2016年のオーディションでダンサーとしての道を続けることを決意したことを明かし、AIとの出会いが自身の人生の転機となったことを語った。
同公演は、AIの25周年、IGアリーナのこけら落とし、盟友たちとの共演、そして一人のダンサーの物語など、特別なトピックが凝縮された一夜となった。全国ツアーは、11月24日の東京・日本武道館公演まで続く。
AI、IGアリーナ音楽ライブこけら落とし公演で25周年を祝う PUSHIM、DABO、AK-69ら盟友と共演
2025/08/28 14:11
- 音楽
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