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84歳・萩本欽一、有働由美子をアドリブで翻弄 “ライバル”ドリフターズとの交流など秘話連発

2025/09/10 05:00

  • エンタメ総合
『有働Times』に出演する萩本欽一(C)テレビ朝日

 フリーアナウンサーの有働由美子がMCを務めるテレビ朝日系情報番組『有働Times(タイムズ)』(毎週日曜 後8:56)は、14日に特別企画「レジェンド&スター」の第6弾を放送する。90分スペシャルで届ける今回は、ゲストとして萩本欽一(84)が登場する。

【写真】84歳でも若々しい!ハリのある萩本欽一

 「レジェンド&スター」は、それぞれの世界で功績を残した人物や、第一線で活躍中のスターに有働キャスターがじっくりインタビューする特別企画。自身の半生で得た教訓や理念、将来の目標のほか、これからの世代に伝えたいメッセージなども聞き出していく。黒柳徹子、王貞治、松井秀喜、川淵三郎、水谷豊に続く第6弾ゲストは、かつて“視聴率100%男”とよばれた、昭和の国民的スター・萩本。有働キャスターがその人生哲学に迫るが、インタビュー中、萩本の“アドリブ魂”がさく裂。波乱のスペシャル対談となった。

 レギュラー番組が軒並み大ヒット、その視聴率を合わせると“100%超え”という驚異の人気を誇った萩本欽一。テレビのお笑い番組といえば台本に則るスタイルが主流だった時代、それを打ち破り、アドリブを最大限に生かした番組づくりで一世を風靡(ふうび)した。1976年にスタートした『欽ちゃんのどこまでやるの!』(NET※現・テレビ朝日/~1986年)、通称“欽どこ”では素人同然の出演者を多く起用、周到に稽古を重ねた出演者に対して、萩本がアドリブを投げかけることで新鮮なリアクションを生み出し、笑いをよんでいた。萩本は「覚えたものをやっていると、だんだん楽になってくる。それではつまらない」という思いがあったと話し、「彼らは一生懸命(セリフや段取りを)覚えているのに、私だけアドリブで半分デタラメ言いますから、それに対応するのは大変だったでしょうね(笑)」と当時を振り返る。

 そもそも坂上二郎とのコンビ“コント55号”でも、坂上に設定だけを伝えて本番に臨んでいたと告白。「台本書いたらコントじゃないの。(ステージに)出たらやる、それがコント」「ぜんぶアドリブなの。55号に台本渡してごらんなさいよ、ひとつも面白くないから(笑)」と、“欽ちゃん流”笑いの極意を明かした。また、“土8戦争”といわれるほどし烈な視聴率競争を繰り広げていたドリフターズとの知られざる交流についても打ち明ける。

 テレビで一時代を築いた萩本はその後も新たな挑戦を続け、2005年に社会人野球チーム“茨城ゴールデンゴールズ”を創設。2015年、73歳のときには駒澤大学仏教学部に入学。そして84歳になった現在でも、定期的にコメディーライブを行っている。そんなチャレンジに満ちた萩本の人生を貫くのは、もちろん“アドリブ魂”。「これまででいちばん悩んだことは?」という有働キャスターの質問にも、人生の一大局面だった“あの会見”をあげ、そこで「最終的に“自分の人生はアドリブなんだ!”っていう結論が出た」と述懐する。

 インタビューの途中、萩本が有働に“逆質問”する場面も。有働キャスターは「完全に主導権を取られている…(笑)」「いろいろ(質問を)考えてきたのに、ぜんぶ“欽ちゃん”のペースに飲みこまれております(笑)」と翻弄(ほんろう)されながらも、当意即妙に対応する。

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