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「ナタ2」が興行収入100億元突破、成都は驚異的なアニメーションIPを育成

2025/02/17 13:45

  • Gazelle Digital Cultural and Creative Valley of the Tianfu Software Park
ランタンフェスティバルを祝うため、天府国際金融城ツインタワーに 「登った 」「ナタ2」のナタとAo Bing
ランタンフェスティバルを祝うため、天府国際金融城ツインタワーに 「登った 」「ナタ2」のナタとAo Bing
ランタンフェスティバルを祝うため、天府国際金融城ツインタワーに 「登った 」「ナタ2」のナタとAo Bing
ランタンフェスティバルを祝うため、天府国際金融城ツインタワーに 「登った 」「ナタ2」のナタとAo Bing
ランタンフェスティバルを祝うため、天府国際金融城ツインタワーに 「登った 」「ナタ2」のナタとAo Bing
ランタンフェスティバルを祝うため、天府国際金融城ツインタワーに 「登った 」「ナタ2」のナタとAo Bing
 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202502174300-O1-qwk2a26Q
2月12日夜、ランタンフェスティバルを祝うため、
Tianfu International Finance City Twin Towers(天府国際金融城ツインタワー)に
「登った 」「ナタ2」のナタとAo Bing

 
AsiaNet 200697 (0016)

【成都(中国)2025年2月17日新華社=共同通信JBN】2月13日夜、興行収入100億元を突破した初の映画が誕生し、中国映画界は歴史的な節目を迎えました。2月13日夜の時点で、「Ne Zha zhi Motong Naohai/Ne Zha 2(ナタ之魔童閙海/ナタ2)」は興行収入100億元(予約販売を含む)を記録、アニメーション映画の興行収入の世界トップ3にランクインし、全カテゴリーで世界興行収入ランキング17位に位置付けられています。

公開以来、「ナタ2」はさまざまな記録を打ち立ててきました。スイスのターゲス・アンツァイガー(Tages-Anzeiger)紙は、「ナタ2」は10億ドルを突破した初の非ハリウッド大作として傑出しており、劇場公開後まもなく、すでに世界で最も成功した映画の1つとして浮上していると書いています。2019年以来、4000人以上が参加し、多数のスタジオが制作を監督し、アクションのほとんどは、中国アニメーション映画産業の中心地と広く考えられている成都で行われました。

「ナタ2」の背後には、「地域固有の」アニメーション制作産業チェーンがあります。ナンバーワンの制作会社であるChengdu Coco Cartoon Co., Ltd.から、映画の特殊効果、ナレーション、その他の要素を担当する組織まで、いたるところに成都の企業が存在しています。

これらのうち、「ナタ2」製作産業チェーンの主要企業の多くは、作品の「発祥の地」である天府ソフトウエアパークのGazelle Digital Culture and Creative Valleyのすぐ内側に位置しています。この複合地区は、ゲームや eスポーツ、映画やテレビのメディア、デジタル音楽、UHDビデオなどの分野に焦点を当てており、テンセント(Tencent)、Tik Tok(ティックトック)、Migu Musicなど、デジタル文化創造分野に携わる企業6000 社以上が拠点を置いています。

この映画の特殊効果の制作に参加したMOREVFX Chengdu Digital Image and Technology Co., Ltd.の責任者、Liu Ying氏は、成都はゲームやアニメーションのプロジェクトの幅広い経験、視覚効果制作における豊富な人的資源、都市の特徴である高度な包摂性を提供しており、これらすべてが組み合わさり、アニメーション産業の成長に有利な肥沃な地になっていると指摘しています。

鼎(かなえ)や古代蜀文明に着想を得たBarrier Beasts(結界獣)から、Taiyi Zhenren(太乙真人)のアクセントやChentang Pass(陳塘関)で見られる竹椅子、蓋椀茶(蓋付き茶椀で供される茶)に至るまで、成都の要素は「ナタ2」 のキャラクターデザインから環境デザインまで幅広く見られます。Yang Yu(楊宇、別名JiaoZi/餃子)監督は、成都の包摂性と文化遺産が創造性に無限のインスピレーションを提供し、政府によって確立された産業エコロジーが、その創造性の技術的実現を可能にしたと説明しています。

成都は、早くも2002年にはすでにデジタル産業の基礎を築いていました。2006年には、北京、上海、広州という巨大都市と並んで、国家レベルのゲーム、コミック、アニメーション産業の発展基地の1つに選ばれました。現在、成都の映画・テレビ産業で10万人以上が雇用され、関連する専攻の大学生は22万人います。

この作品が国境を越えた大成功を収めたことで、成都は一躍脚光を浴びています。それは、この「ジャイアントパンダの故郷」が、伝統文化と現代産業を革新的に融合し、都市の発展につながる中核的な競争力を生み出すことに成功したからです。

2023年、第31回FISU(国際大学スポーツ連盟)夏季World University Games(ワールドユニバーシティゲームズ)が成都で開催され、プロモーション映画「Adventures of Ne Zha and Rong Bao(ナタとロンバオ(大会マスコット)の冒険)」が成都の文化的影響力を効果的に高めました。

成都での「ナタ」とジャイアントパンダの出会いは非常に興味深いものです。両者は互いに関係がないように見えますが、実際は、同じ文化的土壌から育った2本の巨木です。ジャイアントパンダの足跡をたどり、「ナタ」は現在、海外で急速に注目の的になっています。

ソース:Gazelle Digital Cultural and Creative Valley of the Tianfu Software Park

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