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大河フォーラムを中国中部の武漢で開催

2025/09/30 10:36

  • The Wuhan municipal government
大河フォーラムを中国中部の武漢で開催
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大河フォーラムを中国中部の武漢で開催
 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202509306194-O1-544YL3F5

 

AsiaNet 201116 (0233)

 

【武漢(中国)2025年9月29日新華社=共同通信JBN】2025年大河フォーラム(Great Rivers Forum)が9月26日、中国中部の湖北省武漢市で開幕しました。

 

「Great River Civilization -- Global Water Security and High-Quality Development(大河文明―世界の水の安全保障と質の高い発展」をテーマとした3日間のフォーラムには、20を超える国際機関関係者、河川流域機関の専門家、Global Network of Water Museums(世界水博物館ネットワーク)の代表らに加え、国内の主要大学・研究機関から約200人が出席しました。

 

中国最長の川である長江の中流にある湖​​北は、長江本流の1000キロメートル以上を横断する唯一の省です。大河フォーラムは発足以来、大河文明の紹介、都市イメージの向上、持続可能な開発の前進を目指す重要な国際文化交流プラットフォームとなってきました。

 

このフォーラムは学際的な対話と国際協力を通じて、水の安全保障、水環境、生態学的管理の中国の経験を共有し、長江経済地帯の質の高い発展の成果を強調し、長江文明と世界の他の大河文明の交流を促進しました。

 

「A Mighty River That Nourishes a Great Nation -- Achievements, Insights, and Global Significance of Yangtze River Governance in the New Era(大国を潤す雄大な河-新時代における長江管理の成果・知見と世界的意義)」と題するシンクタンクの報告書がフォーラムで発表され、水資源管理での中国の目覚ましい進歩を示しました。

 

報告書によると、中国は自国の川や湖を保護するだけでなく、世界の水の安全保障と繁栄を推進し、人類共通の未来に向けた地域社会のビジョンに国際的な水管理の協力を根付かせることに尽力しています。

 

増水した河川は貿易の水路となり、技術発展の触媒となり、信仰の霊感や動機になっていると、国連教育科学文化機関(ユネスコ)のQu Xing事務次長は述べました。

 

干ばつや洪水が世界中で増えており、参加者が新しいアイデアを模索し、新しい協力関係を築き、歴史から教訓を得て未来を刺激するのにこの会議が役立つよう期待していると、Qu氏は表明しました。

 

インドネシアのDjauhari Oratmangun駐中国大使は自国で広く愛されている歌「ブンガワンソロ」を引用し、川は単なる地理的特徴という以上に、貿易と思想の経路だと指摘しました。

 

大使は、世界の水の安全保障は単なる環境問題ではなく、持続可能な開発、健康、平和の礎であり、世界の大河が今後もきれいに流れ、生命を育み、豊かな物語を未来の世代に伝え続けるために、フォーラムが具体的な約束と永続的な協力関係を促すよう期待すると訴えました。

 

フォーラムはユネスコと武漢市政府が共催、水を流域関連の議論の架け橋として活用し、長江と他の世界の大河流域間の文化・文明交流を促進して、流域都市の共通の発展を後押しします。

 

フォーラムの日程には、デジタルインテリジェンス時代の大河文明の持続可能な発展と、国家文化公園開発における大河文明の文化表現に焦点を当てた2つの並行フォーラムが含まれます。大河文明の生態学的保護に関する高度な円卓会議も開催されました。

 

閉会式では、文明対話の機会を捉えて高度な交流プラットフォームを構築し、文明の進化の傾向に適応して世界の英知を集め、開発の課題に取り組んで持続可能なシステムを構築する協力関係を概説する「Wuhan Consensus of the Great Rivers Forum(大河フォーラム武漢コンセンサス)」に、参加者らが合意しました。

 

コンセンサスによると、全関係者は2025年のフォーラムを活用して、多段階かつ分野横断的な協力を深め、世界文明の繁栄と人類の未来を共有する地域社会に貢献します。

 

ソース: The Wuhan municipal government

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