【磐梯町】道の駅、史跡、名水...魅力いっぱい

 
5月に行われたイベント「月待ちの灯り」。慧日寺跡が千個の灯籠でライトアップされた

 ふくしまFMの番組「FUKU―SPACE」とコラボして気になる市町村を深掘りするシリーズ、今回は磐梯町をピックアップする。夏の行楽シーズンを控え、町のお薦めスポットなど、読者やリスナーの声を紹介する。

 ガンダムと写真

 最も多く寄せられたのが「道の駅ばんだい」に関する情報だ。中でも、名前の響きが同じという縁でできた、玩具メーカー「バンダイ」の商品を販売するコーナーに関するものが続々と。「ガンプラ(機動戦士ガンダムのプラモデル)や特撮ヒーローの変身アイテムが買えます」(須賀川市・仮面オタマーさん)、「行くたびにガンダムと写真を撮ってきます」(伊達市・ガンダム好き!さん)、「プラモデルコーナーは子どもが小さい頃は親にとって鬼門でした」(郡山市・ダンゲルゾネさん)。

 ほかにも「そばソフトは絶品です」(つーてーじぃさん)、「食堂で両親がラーメンとソースカツ丼ハーフを注文したのですが、すごいボリュームでした」(おかげさまでフリーダムさん)、「野菜をたくさん売っていて、秋にカボチャを買いました」(二本松市・ぱぱっとさん)、「ドッグランが併設されていて、犬を飼っている方にはとても便利」(会津若松市・あかねあおいloveさん)。さらに昨年はジェラート店とパン店が相次いで開店するなど、魅力はさらに充実している様子。

 千個の灯籠輝く

 国指定史跡「慧日寺(えにちじ)跡」は町のシンボルの一つ。慧日寺は平安時代の初めに高僧徳一によって創建された寺院だ。広大な寺跡は1970(昭和45)年に国の史跡に指定され、復元と整備が進められている。

 「コロナ前ですが、慧日寺の境内でコンサートや落語会などのイベントがあって、何度か行きました。とても雰囲気があって、良い所です」(おばけせんべいが止まらないさん)という情報も届いた。5月には千個の灯籠でライトアップする「月待ちの灯(あか)り」が行われ、新型コロナウイルスの影響で中止した年もあったが、昨年から再開し、今年も灯籠の幻想的な明かりに包まれた。

 磐梯山麓に広がる町ならではといえる「水」にまつわる投稿も。「環境省の日本名水百選にも選定されている龍ケ沢湧水です。炊飯やコーヒーを飲むときに使っています」(会津若松市・ひろりんさん)、「磐梯山ゴールドライン中腹の駐車場近くにある『幻の滝』です」(天栄村・サッカーボーイさん)、「榮川酒造の酒蔵を見学したことがあります。雪解けの伏流水、その水で育った米...それらで作ったお酒のおいしいこと」(三春町・ちょちょいのちょいさん)。

 ほかにも「十割そば」(磐梯町・くろペンさん)、「数少ないリンゴ農家があります! 知る人ぞ知る磐梯町のリンゴはとてもおいしいです」(yumingさん)、「天授トマトが絶品」(おばけせんべいが止まらないさん)など、農産物に関する情報も寄せられた。

 そして県内有数のリゾート地、レジャー情報も欠かせない。「アルツ磐梯スキー場がお薦め」(福島市・アニマルレスリーさん)、「マツダロードスター(自動車)のクラブで毎年磐梯町で大集会を開催しています」(いわき市・シュワッチさん)、「ゴールドラインや裏磐梯、ドライブコースで楽しんだ思い出」(郡山市・ちびさん)、「地元の方々が植えた桜並木があります。細い道ですが、桜吹雪が舞うすてきな道です」(びびーさん)。

 四季を通して楽しめる磐梯町、お出かけプランの参考にしてみては。(佐藤香)