【ご当地グッズ】ダム、城・・・カード集めに熱中

 

 ここに行ったら集めたい、旅先でつい買ってしまう...。そんな「集めているご当地グッズ」について調査した。

 全国の道の駅で

 読者やリスナーに尋ねたところ、キーホルダーやマグネットなどの定番グッズに並び、「道の駅オリジナルストラップを全国で集めています。北は青森、南は鹿児島まで購入済みです!」(福島市・技北(わざきた)さん)をはじめ、「カード」(Norichan78さん)、「切符」(ゆうすけさん)など道の駅に関するものも目立った。道の駅でコレクションするものといえば、スタンプラリーも有名だ。

 定番のキティ人気

 そして、各地で見かける国民的なあのキャラクターのグッズも。「キティちゃんのハンカチです。福島なら桃、会津なら白虎隊のかぶり物(?)のイラストが描いてあるものです」(いぬねこはむすたーさん)。ほかにも「ストラップ」(にじぴよさん)、「ボールペン」(晴れんがなさん)、「キーホルダー」(アヤカイトウさん)など、キティちゃんグッズは多彩でコレクターが多い。

 次いで多かったキャラクターものは、こちらの新顔。「神獣ベコのガチャガチャを、ほぼフルコンプしました」(南相馬市・ここ掘れにゃんにゃんさん)

 小物類が目立つ中、「ダムカードです。摺上川ダムへ足を運んだとき、管理センターで無料でもらえました。それを機に集めるようになりました」(福島市・アニマルレスリーさん)という投稿が届いた。ここ数年、このようなカード型のコレクターズアイテムが多数登場している。主なカードをまとめてみた。

 「ダムカード」 国土交通省と独立行政法人水資源機構が管理するダムを訪れた人に配布している。表面はダムの写真、裏面はダムの基本情報をはじめ、ちょっとマニアックな情報も掲載。ダムの管理事務所や周辺施設で配布している。

231123kokohore4.jpg

写真=摺上川ダム(福島市)のダムカード

 「マンホールカード」 観光名所や特産品などの図柄が入ったマンホールのふたを紹介するもので、下水道広報プラットホーム(GKP)と地方公共団体が発行している。カードは無料で、指定の配布場所で受け取る。

231123kokohore3.jpg写真=川内村が配布しているマンホールカード

 「歴まちカード」 「歴史まちづくりカード」の略称で、地域の重要文化財や史跡などの魅力をPRするカード型パンフレット。国から歴史まちづくり計画の認定を受けた市町村(歴まち認定都市)で配布しており、県内では会津若松市、白河市、国見町、磐梯町、桑折町、棚倉町のカードがある。

231123kokohore1.jpg写真=桑折町で配布される「歴まち」カード

 「城カード」 日本城郭協会が発行。協会が日本100名城に選定した城のカードを現地で販売している。県内には現在、会津若松城、白河小峰城、二本松城のカードがある。1枚350円。

231123kokohore2-1.jpg写真=二本松城版の城カード

 カードではないが「御城印(ごじょういん)」を集めている人も。城を訪れた記念に頒布しているもので、城の名前や城主の家紋などが描かれ、花柄をあしらったものなどデザインはさまざま。見た目は御朱印に似ているが、直接描いてもらうのではなく、御城印が描かれた紙を購入する形式がほとんどだ。季節限定の絵柄を用意している城も多い。

231123kokohore5.jpg写真=白河小峰城の御城印

 何かをコレクションするという新たな目的ができれば、何度も訪れている場所や住んでいる町も、新鮮な視点で楽しめそうだ。(佐藤香)

 ◇    ◇

 ふくしまFMとコラボ

 ふくしまFM「FUKU-SPACE」(木曜午後1時30分~、パーソナリティー北村茉倫アナ)とコラボしています! 紙面と番組で連動したテーマで情報を募集します。