「バンブー」3万人!「青春館」2万人!福島の朝ドラ施設来場

 

 【「喫茶バンブー」再現セット】NHK朝ドラ「エール」に登場する喫茶店「喫茶バンブー」の再現セットの来場者が19日、3万人を突破した。同日、セットがある福島市の古関裕而記念館前広場休憩所でセレモニーが行われた。

 3万人目の来場者となったのは、山形県米沢市の白石美知子さん(69)。福島市観光コンベンション推進室の高橋弥江次長が白石さんに同市で取れたリンゴと番組解説本「エールメモリアルブック」など関連グッズを贈呈した。

 喫茶バンブーに初めて訪れたという白石さんは、朝昼2回欠かさずドラマを視聴するほどの大ファンで、「良いタイミングに来ることができてうれしい。もうすぐ朝ドラは終わってしまうが、これからの展開も楽しみ」と声を弾ませた。

 喫茶バンブーのセットは来年1月以降も展示する予定。朝ドラで喫茶バンブーを切り盛りする夫婦役を演じる野間口徹さんと仲里依紗さんの等身大パネルとビデオメッセージの放映は12月28日まで。

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 【古関裕而まちなか青春館】作曲家古関裕而にまつわる写真や資料を展示している福島市大町の「古関裕而まちなか青春館」は19日、来場者2万人を突破した。2万人目となった福島市の大学生菅野直希さん(19)に記念品が贈られた。

 青春館はNHK朝ドラ「エール」放映に合わせて開館。多くの古関ファンでにぎわっている。6月20日の開館から約5カ月で2万人が来場した。小河日出男副実行委員長が菅野さんら一家に「こけし裕而」と古関の楽曲を収録したCDを手渡した。今回初めて来場した菅野さんは「家族全員ずっとエールを見てきた。最終回を迎えるのは寂しいが、最後まで楽しみにしている」と話した。