最強の台風(上) 過去の記録から学ぶ

 
第2室戸台風の縦断ルート

 ハロー☆ 先日、台風10号が大きな話題になった。ピーク時で中心気圧920ヘクトパスカルという猛烈な勢力を記録、沖縄や九州に被害をもたらした。

 では、過去の記録的な台風はどれほどの勢力を持っていたのか気になり調べてみた。

 まずは、日本に上陸した台風で観測史上最強のモノ。それは1961年9月16日に上陸の第2室戸台風。ピーク時で888ヘクトパスカル、最大風速が94メートル(時速約340キロ)!!

 もちろんこれは海上での観測データであるが、想像し難いほどのスケール感である。新幹線以上のスピードの風が吹き荒れているとはどんな状態なのか...。上陸時でも918ヘクトパスカルもの圧倒的勢力を保ち、おまけに沖縄から北海道にかけて日本列島縦断ツアーのように通ったもんだから大変だ。

 幸い2年前の伊勢湾台風の教訓を生かした対策が進んだこともあり、最強の規模の割には被害は少なめだったらしいが...。続く~☆