「ギターと指(下)」 持久力演奏に不可欠

 
自然に見えてもたくさんの筋力のおかげ!

 ハロー☆ 前回はギターを弾くために必要な指先の皮の硬化について書いたが、今回は筋力について話してみよう。

 思うに、ギターを弾くにあたって必要な筋力は、大した強さはいらないであろう。指先の硬化があれば大抵の演奏はこなせるハズだ。それよりも持久力だ。瞬間的な大きい力よりも、しっかりと安定した演奏を支えるために不可欠な要素だ。コレがなかなか鍛えるのが大変で、そしてすぐに衰えてしまう。

 分かりやすいエピソードを挙げると、数日ギターを弾かない日が続いたとする。その後ギターを手に取ると、全然プレーできない!! というほどではなくプレーはできてしまう。しかし! いつもの演奏よりもあっという間に指の疲労がきて動きが鈍くなってしまい、確実に衰えを実感する。

 ギタープレーに必要な持久力は、日常生活では鍛えられないという表れだ。いうなれば「ギターを気持ち良くプレーするためにギターを弾く」といったところだろうか。