大山忠作襖絵展、10月から開催 二本松の美術館開館15周年記念
二本松市名誉市民で文化勲章受章者の日本画家、故大山忠作氏が描き、成田山新勝寺(千葉県成田市)が所蔵する襖(ふすま)絵の展示会が10月1日~11月17日、二本松市の大山忠作美術館で開かれる。開館15周年を記念した特別企画展となる。20日に同市で開かれた実行委で日程などを確認した。
襖絵は「日月春秋」の題で大山氏が2年の歳月を費やし、終生の画業として精魂を込めて1980年に完成させた。今回は「大山忠作襖絵展―成田山新勝寺襖絵『日月春秋』」と題し、三春の滝桜を描いた桜襖6枚と楓(かえで)襖8枚、太陽と月を描いた日月襖7枚(両面)の全21枚を展示する。
大山氏長女・采子さん「代表作見てほしい」
実行委では、大山氏の長女で実行委メンバーの大山采子さんが「大山の代表作を二本松で皆さんに見ていただける機会を得ることができ、本当にうれしい。一人でも多くの人に見ていただきたい」とあいさつした。
入館料は一般800円(前売り券700円)、高校生以下400円(同300円)。大山忠作美術館とNPO法人まちづくり二本松の主催、市と市教委の共催、福島民友新聞社などの後援。
問い合わせは大山忠作美術館(電話0243・24・1217)へ。
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