声出し鑑賞できるフリーデーも 県美40周年、二つの記念展開催へ

 

 福島県立美術館は、開館40周年となる新年度に二つの記念展を行い、本県ゆかりの作家や同館の歩みを紹介する。多くの来館者が楽しめるよう、声を出して鑑賞できる「トークフリーデー」も設ける。

 記念展は、県内の美術家40人を紹介する「福島の美術家たち2024」(5月25日~7月22日)と、同館の歩みを収蔵品と資料で振り返る「みんなの福島県立美術館 その歩みとこれから」(8月3日~9月16日)。

 トークフリーデーは、子どもや障害のある人が、声の大きさを気にせずに鑑賞できる日で、年度内に3回程度を予定している。本年度の来場者は1月末時点で7万7094人(前年比1万6482人増)だった。

 ほかの企画展次の通り。

 「美人画の雪月花 培広庵コレクション」(3月23日~5月12日)

 「POP ART:THE FAB4 ポップアート:世界を揺るがしたアーティストたち(仮称)」(10月26日~12月15日)(予定)

 「日本中の子どもたちを笑顔にした絵本作家 かがくいひろしの世界」(2025年1月25日~3月9日)

 「THE新版画 版元・渡辺庄三郎の挑戦」(3月22日~5月25日)