大久川には、何かあるはずだ。そのような思いを強くし、夏休みが終わってからも日曜日のたびに出掛けていった。今度は、途切れ途切れに地層が出ている大久川沿いを上流に向かって調べていくことにした。 大久川は、昔は蛍を見ることができるくらいに水がきれいで、子どものころにはよく川遊びをした。最初に調べた橋から約300メートル上流の左岸に、地層が出ているところがあった。そこは約5メートルの崖で、すぐ上を道路が...
この記事は会員専用記事です
残り600文字(全文800文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。