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【12】勝利の日、まだ遠かった ラグビー元日本代表・大野均

2022/01/22 08:30

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ニュージーランド戦に出場した私(右)。2度目のワールドカップも1分け3敗に終わった。結果を出して被災した人に何かを届けられたらという思いがあったが、1勝が遠かった=2011年9月16日、ハミルトン(共同)

 「倒されても倒されても立ち上がる。何度でも起き上がる姿を見てほしい」。2011年9月のワールドカップ(W杯)ニュージーランド大会の開幕前、記者会見でそう話した。東日本大震災から半年が過ぎようとする中、福島出身の自分が戦う姿を見てもらい、福島のことを思ってくれればという気持ちだった。  この頃は日本代表のFW陣で最年長の33歳になり、出番は少なくなっていた。「試合途中からチームを勢いづかせてほしい...

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