父の夢が詰まった美術館の設立は、構想から20年以上もかけた一大事業となった。 ゼビオと当館の創立者である父の諸橋廷蔵(ていぞう)(1934~2003年)は、若い頃から西洋美術に関心があり、自分でも油彩画を描いていた。かつてのゼビオは紳士服が主力で、生地の買い付けのため欧州出張が多かった。欧州では仕事帰りによく現地の美術館に足を運び、その膨大なコレクションに感銘を受けて「いつか美術館を運営した...
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