「まだまだだな」。最初に仕込んだビールの1杯目は私にとってほろ苦い味となった。原料のホップの良さを最大限に生かし切れなかった。米国で味わったあの感動の再現に至らなかったとはいえ、自分の子どもが生まれたかのような感動と責任が心に芽生えた。 醸造所に併設した飲食店「ビア・フリッジ」を開店すると、すぐに地元の仲間や関係者が駆け付け、新たなにぎわいが生まれた。評判を聞いた県外のスノーボーダーやスキーヤー...
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