震災の記憶を後世に―。東日本大震災による津波で全27戸の家屋が流失し、壊滅状態となった浪江町両竹(もろたけ)地区の住民たちが、集落の跡地に被害の記憶を記した石碑を建立した。中心となって整備した両竹行政区長の竹添武さん(76)=郡山市に避難=は「津波で何もなくなったが、自分たちがここに住んでいた証しを残したかった」と故郷への思いを募らせた。 浪江町の沿岸部に位置する両竹地区。高さ15メートルを...
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