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生きた証し石碑刻む  津波と原発避難、浪江の両竹地区

2025/02/04 09:45

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「複合災害の記憶と、自分たちがここに住んでいた証しを残したかった」と石碑への思いを語る竹添さん
津波から命を救った諏訪神社への入り口を示す看板も新たに整備した

 震災の記憶を後世に―。東日本大震災による津波で全27戸の家屋が流失し、壊滅状態となった浪江町両竹(もろたけ)地区の住民たちが、集落の跡地に被害の記憶を記した石碑を建立した。中心となって整備した両竹行政区長の竹添武さん(76)=郡山市に避難=は「津波で何もなくなったが、自分たちがここに住んでいた証しを残したかった」と故郷への思いを募らせた。  浪江町の沿岸部に位置する両竹地区。高さ15メートルを...

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