福島の大亀楼が自己破産申請準備へ　うなぎ専門店経営

　信用調査会社の帝国データバンク福島支店によると、飲食店経営業の大亀楼（福島県福島市）は２０日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。負債額は２０２４年１１月期末時点で約７２００万円。

　大亀楼は１９２１年創業、４６年法人改組。国産ウナギを使用した料理などを提供してきたが、新型コロナウイルスに伴う営業自粛や食材価格高騰などの影響を受け、２０２４年１１月期には年売上高約３８００万円にとどまった。債務超過が続いていたことで資金繰りが逼迫（ひっぱく）、先行きの見通しが立たずに事業継続を断念した。