福島大の三浦浩喜学長は2日、福島市のアオウゼで学長講話を開き、「東日本大震災 福島大学の記憶」と題して東京電力福島第1原発事故後の同大の取り組みを解説した。
三浦学長は原発事故後に避難所として開設された同大の様子を説明。避難者の必要に応じ、子どもたちの学習の場や情報を発信するスペースを新設するなど手探りで進められた当時の避難所の運営方法を紹介した。震災後に福島市周辺に避難した子どもたちと交流した学生ボランティアの活動も伝えた。
当時の写真400点
福島大の出張展示会「東日本大震災 福島大学の記憶」は30日まで、福島市のアオウゼで開かれている。震災後の1カ月半にわたって開設された避難所や、学生ボランティアが子どもと交流した様子を約400点の写真で紹介している。入場無料。時間は午前9時~午後9時(最終日は正午)。