「正直、つらいです」。そう答えると、彼女は大粒の涙を流した。茨城県のEIKOデジタル・クリエイティブ高に通う黒沢晴子さん(18)は今年2月、双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館を修学旅行で初めて訪れた。 見学中の黒沢さんに感想を求めた際の反応だった。沿岸地域を破滅させた地震と津波、それに追い打ちをかけ、住民のなりわいのみならず古里まで奪った原発事故。館内の展示を見て震えた感情が、記者の声であふ...
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