東京電力福島第1原発の廃炉に向け昨秋、溶け落ちた核燃料(デブリ)の試験的取り出しに初めて成功した。東電は今春、2度目の採取を予定しており、本格的な取り出しにつながるのか注目が集まっている。一方で事故から14年を経てもなお、廃炉の先行きは不透明で、国や東電の示す2051年までの廃炉完了の実現を疑問視する声もある。「デブリの取り出しには170年程度はかかる」と試算し、新しい廃炉目標が必要と提言してい...
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