双葉町は、沿岸部の中野地区に運動公園を整備する。子ども用遊具を設けた多目的広場や球技場、バーベキュー場などの整備を予定しており、本年度に公園の基本設計に着手する。完成時期は未定で、早ければ2027年度に着工する。
町は中野地区の沿岸部を「アクティビティエリア」と題して施設整備を検討してきた。敷地面積は約15ヘクタールで、北側に多目的広場やバーベキュー場などを整備し、南側に民間事業者と連携した運動施設などの整備を予定している。
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故前、海岸沿いは海水浴場や海浜公園が整備され、キャンプやバーベキューが楽しめる場所となっていた。町は海沿いの屋外空間を生かし運動公園を整備することで、多くの世代が集える場をつくり、にぎわい創出につなげる考えだ。整備予定地の隣接地には、県復興祈念公園の建設も進められている。
町は28日までに運動公園の整備に向けた都市計画の素案を公表した。