教育現場で新聞を活用する「NIE(教育に新聞を)」の普及に取り組む県内の地方紙や全国紙などでつくる県NIE推進協議会は28日、昨年度の取り組みをまとめた実践報告書を県教委に贈呈した。
実践報告書は、昨年度に実践指定を受けた小中学校、中高一貫校計13校の新聞を活用した教育活動を紹介。朝の読書の時間を利用して新聞を読み、気になった記事の紹介シートを作製、発表するなど各校の工夫を凝らした取り組みを掲載している。
代表幹事の鎌田喜之福島民報社取締役販売担当、村越輝章福島民友新聞社取締役販売局長・NIE担当らが県庁を訪れ、鈴木竜次教育長に報告書を手渡した。
鈴木教育長は「新聞は子どもたちの読解力を育む、とても有効な教材になる。子どもたちの学びの支援に感謝したい」と謝辞を述べた。
実践報告書は803部作製し、県内全ての小中学、高校などに配布する。