• X
  • facebook
  • line

【最終処分まで20年・約束の行方】土壌利用、国が先行 全国への展開は不透明感

2025/06/30 12:40

  • 有料記事
環境省が入る中央合同庁舎5号館。県外最終処分に向け、国が強調する「政府一体」を体現できるかが問われる=東京都千代田区

 「とにかくやれることは何でもやる。土壌を使い切るための最初のドミノを早く倒さなければいけない」  環境省環境再生・資源循環局の中野哲哉参事官は5月27日の記者会見で力を込めた。東京電力福島第1原発事故後の除染土壌を巡り、政府は同日決定した基本方針で首相官邸での先行的な再生利用を打ち出した。実現すれば、県外での再生利用は初めてだ。  中間貯蔵施設(大熊町、双葉町)に保管された土壌のうち、再生利...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line