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子どもの病気や障害、悩み共有 福島に「みらいパーク」オープン ジビエ専門店も開店

2025/08/08 10:11

「互いに悩みを分かち合い、楽しい時間を過ごせる場所にしたい」と話す加治さん。猪鹿鳥では全国各地から仕入れたジビエを使った料理を楽しめる

 病気や障害がある子と保護者の交流や収入面を支援する施設「みらいパーク」が4日、福島県福島市松川町にオープンした。家にこもりがちな親子らが一緒に過ごすことで悩みを共有し、親が施設の運営に携わることで有償ボランティアとして対価を得ることもできる。施設内にはイノシシやシカを使ったジビエ料理の専門店「猪鹿鳥(いのしかちょう)」も開店した。

 同市の一般社団法人みらいの光が運営する。施設には子どもの遊び場が設けられており、親は子どもを見守りながら猪鹿鳥での配膳やジビエの切れ端を使ったドッグフード作り、帳簿入力などの作業に取り組む。収益は有償ボランティア費用として分配される。

 同法人は施設の利用者を募集している。通所日や時間は自由。加治浩子理事は「互いに悩みを分かち合い、楽しい時間を過ごせる場所を目指している。収入が家計の余裕となり、家庭の笑顔につながってほしい」と話した。

 猪鹿鳥は、害獣として駆除されるイノシシやシカ、キジの肉を無駄なく有効活用しようとオープンした。全国各地から仕入れたジビエを使った低脂肪で高たんぱくな料理を提供する。定番の焼き肉に加え、ジビエのマーボー豆腐やレバニラ炒め定食、カレーなども楽しむことができる。

 みらいパークの住所は福島市松川町金沢船場3の27。猪鹿鳥の営業時間は午前11時~午後2時、午後5時~同10時。

 問い合わせは猪鹿鳥(電話070・2186・1122)へ。

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