福島県内59市町村の4~6月のふるさと納税の受け入れ額が速報値で16億1074万円(前年同期比3億7178万円増)と前年同期を上回ったことが8日、県への取材で分かった。コメ価格高騰を受け、コメを返礼品とする市町村への寄付が増えているという。
県によると、59市町村のうち44市町村が前年同期を上回った。寄付の受け入れ額が最も多かったのは福島市の2億2535万円で、本宮市の1億5057万円、伊達市の1億2570万円が続いた。
ふるさと納税を巡っては、県内59市町村の2024年度の寄付総額が初めて100億円を突破し、5年連続で過去最多を更新した。今年は10月からふるさと納税のポータルサイトを通じた寄付によるポイント還元が禁止となるため、県は「影響を注視する必要がある」としている。